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『ジュニアリーダートレーニング 海と地球の不思議に会えるJAMSTEC ~後編~ 』

小学生の時の体験から研究者の道へ

 

2008年12月13日(土) 晴れ 

すっかり遅くなりましたが11月4日(火)にジュニアリーダートレーニングで

子どもたちと海洋研究開発機構(JAMSTEC)へ研究者の方へ会いに

行ったお話しの後編です。

前編ではJAMSTECの所有する調査船のお話や施設の中のご紹介を

しました。

後編では子どもたちが出会った生きている深海生物や、JAMSTECで

研究をされている研究者の方々と子どもたちとのミニサイエンスカフェの

様子をご紹介します。

『ジュニアリーダートレーニング 海と地球の不思議に会えるJAMSTEC

~前編~ 』はこちらです↓

http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/jamstec-c993.html

 

 

さて、現役を引退した「しんかい2000」を見た子どもたちは、建物内へと

移動して、深海に関する展示を見せて頂くことになりました。

建物に入り、見学の時の注意事項を聞いて奥へ進むと

どど~ん!と「しんかい6500」の実物大模型が出迎えてくれます。

この模型のコックピットには乗り込むことができるので、子どもたちは

大喜び!

 

< しんかい6500の模型 >

*画像はクリックで拡大できます

081104650030

 

 

 

 

アームを動かしたり、ライトを点けてみたり、覗き窓から覗いてみたり

結構狭いコックピットの中で、子どもたちはとにかく忙しい!

存分にパイロット気分を味わったら、側にある展示室へ入ります。

 

展示室には深海生物の標本や、生きている深海生物(ユノハナガニ)

見ることができました。

 

< ユノハナガニ >

08110430

 

 

 

 

エサをあげているところも見せてもらったのですが、ユノハナガニには

目がないのです。

もともとエサの少ない深海で、どうやってエサを見つけているのか不思議

ですよね。

他にもJAMSTECが所有する調査船の模型がたくさん展示されていて

男の子たちの中には

「かっこいい!」

とじ~っと眺めている子もいました。

 

さて、その後は秘密の!?研究室へ。

JAMSTECでは調査船が捕獲してきた深海生物を飼育しています。

室内は深海の環境に近づけてあって、さむ~くて硫黄のような

においが漂っています。

足元にはケーブルがいっぱい。

「未発表の生物もいるんですよ」

なんて話を聞くとドキドキしますよね。

地上でも飼育しやすいのはカニのようなものやイソギンチャクのような

生き物のようでした。

 

色んなものを見て、みんなでランチを食べた後は、研究者の方たちと

ミニサイエンスカフェです♪

 

最初にお話して下さったのは12月20日ジュニアサイエンスカフェ

ゲストスピーカーとして来て下さる山口耕生さんでした。

 

< 山口さんと子どもたち >

08110430_2

 

 

 

子どもたちは、山口さんから深海という光の届かない、大きな水圧

かかる世界についての説明を聞き、色んな質問をしていました。

山口さんのお話の中には地球温暖化と海の関係の話もありました。

子どもたちが学校で習ってくる地球温暖化の対策では、「燃やすゴミを

減らして二酸化炭素を減らそう!」ということや「樹をたくさん植えよう!」

というようなことが多いのですが、山口さんのお話はちょっと違っていました。

ある研究者の仮説なのだそうですが「海に船一杯の鉄の粉をまくことで

結果的には海が活性化し、大量の二酸化炭素を海中に取り込んでくれる

かもしれない」というのです。

地球上の70パーセントが海だということを考えれば、環境問題を考える

にも海も含めた地球規模でものの循環を考える必要がある、という

ことを子どもたちも感じたのではないでしょうか。

 

そして次にお会いしたのは、地球の内部(マグマ学)を研究されている

巽好幸さんです。

< 巽さんと子どもたち >

081104

 

 

 

巽さんのお話は、身近な石の話から始まりました。

石には地球の歴史が詰まっているというお話や、その見分け方、また

ダイヤモンドはどれほど稀な条件の下でできるのかなどなど、地球の

ことがもっと知りたくなるお話ばかりでした。

 

子どもたちはお二人の研究者に思い思いの質問をしていて、私たちは

これこそサイエンスカフェの姿だな~と思いながら、眺めることになりました。

お二人とも、研究の道に進まれたきっかけは小学生の頃の体験にある

のだそうです。

そして研究者のお二人は子どもたちから質問を受けると、必ず最初に

「それはいい質問だね!」

と言って下さるのです。 

帰りの電車の中で

「ぼくは鉱石を研究する研究者になりたい!」

という子どもたちを見ていると、小学生での体験は、将来の夢の選択肢

を増やしてくれるに違いないと思わずにはいられません。

子どもたちの「理科離れ」が問題になっているのは、科学の楽しさに

出会う機会がないからなのかもしれませんね。

 

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