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2010年1月

『科学を学ぶ大学生から小学生へ伝えたいこと』

戸田市での連携授業の成果が発表されました

~ 東京大学工学教育推進機構 プロジェクト合同発表会 ~

 

2010年1月26日(火) 

NPO法人センス・オブ・ワンダーでは、子どもたちに、科学の楽しさや

今学んでいる理科が最先端の科学とどのように結びついている

のかを伝える活動をしています。

その1つとしてお手伝いしているのが、東京大学工学部のゼミと

連携して小学校で行う科学の授業です。

今回は、1月21日に東京大学工学部2号館で行われた

このゼミの発表会の様子についてご紹介します。

 

その前にまず、このゼミではどのようなことをしているのかを

ご紹介致します。

このゼミは鈴木真二先生(工学部航空宇宙工学専攻教授)

機構長を務められる工学教育推進機構の1つのプロジェクト

として開講されました。

ゼミでは、現役で科学を学ぶ工学部の学生さんたちが、それぞれの

得意分野を、いかに分かりやすく、楽しく、さらに本質に踏み込んで

子どもたちに伝えるかを議論し、小学生のための授業を作っていきます。 

私たちのNPOは小学校との連絡や、小学生とその保護者の

反応や様子を伝えたり、実践のために現場と調整を行う

という部分で、ゼミのお手伝いをしています。

「小学生に科学を伝えるのはとても難しいことですよ」

とおっしゃる鈴木先生は、小学生にも分かる言葉や表現を

使って科学の本質を伝える方法を、学生さんたちに見つけて

もらいたいと考えていらっしゃるようです。

 

では、毎週行われているゼミはどのような様子なのでしょう?

鈴木先生だけでなく、教育学部の三宅なほみ先生も参加され、

学生さんたちの間では熱い議論が繰り広げられます。

「小学生にそこまで説明したら返って分かりにくいかも

しれないよね。」

とか

「小学生は作用反作用についてどこまで知ってるのかな?

何を使ったら実感してもらえるだろう?」

「電気分解の実験は分かりにくいから省いてみようか。」

というように、ディスカッションを重ねながら授業を作り上げて

いきます。

 

< ゼミの様子 >

*写真はクリックで拡大できます

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そして昨年の2009年11月7日には第1回の実践授業戸田市立

戸田東小学校で行われ、2010年1月21日に工学部2号館で

ゼミの成果について学生さんたちが発表をしたというわけです。

発表の場は5つのプロジェクトの合同発表会(工学教育推進機構主催)

でした。 

戸田東小学校へ来てくれた皆さんは5つのプロジェクトの中の1つ

「工学理解推進プロジェクト」の担当ということで発表をしました。

 

< レモン電池の授業について説明 >

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「工学理解推進プロジェクト」の発表の中では

「授業を組み立てる時に、学ぶことを楽しいと思ってほしいと思い、

どういう時に学びが楽しいと思うのかを考えました。

今まで持っていた知識が結びついていくとき、きっと子どもたちは

楽しいと感じてくれるだろうと思い、それが感じられる授業を

作りました」

という説明がありました。

また、

「電気がどうして流れるのかというのは、原子の説明にまで

なるため、小学生には難しく、子どもたちは分からなかったのでは

ないかと思っていました。

ところが、アンケートデータをみると、授業で伝えたかったことが

きちんと伝わっている結果も出ていて、難しいなりにも何か子どもたちに

残すことができたと感じています。」

という感想も発表されました。

 

この発表会に参加してみて、今回戸田市に来てくれた学生さんたちが

どれほどの情熱を持って授業を作り、実践してくれたのかがよく分かりました。

その情熱は子どもたちやお父さん、お母さんにも伝わっていると思います。

ありがとうございました。

 

またこの発表会では他の4つのプロジェクトの発表もありました。

例えば「フライトシミュレータプロジェクト」では、100年前に日本で初めて

航空工学に則して飛んだグライダーについて研究し、その模型を

作成しました。

100年前の初飛行はフランス大使館も関わる国際的なものだったのだ

そうですが、今回の発表も、英語で発表する人、日本語で発表する人と

交互に入れ替わり、言語の壁を感じない興味深いものでした。

 

< 英語と日本語で発表があったフライトシミュレータプロジェクト >

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今回の発表会は、教育に興味がある方であればどなたでも参加

できたようです。

平日に開催されるものが多いため、なかなか参加が難しいとは

思いますが、興味がある方は工学部のWEBサイトで日程を

チェックしてみて下さい。

子どもさんの参加ができそうなものについては、このブログでも

ご案内したいと思っています。

 

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻

http://www.aerospace.t.u-tokyo.ac.jp/

 

 

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『第6回ジュニアサイエンスカフェin戸田 申し込み受付中です』

『地球の46億年でおこったこと 

   ~青い地球 白い地球~』

2010年1月26日(火) 

2月14日(日)に第6回となるジュニアサイエンスカフェ

開催致します。

 

< 第5回ジュニアサイエンスカフェの様子 

  (ゴム動力飛行機の滞空時間競技会) >

*画像はクリックで拡大できます

 写真は写真家 酒井徹也さん撮影のものです

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今回のゲストスピーカーは、第2回のジュニアサイエンスカフェで

深海の不思議を伝えて下さった山口耕生先生です。

山口先生は、現在、東邦大学理学部化学科地球化学研究室准教授

でいらっしゃいます。

前回お招きした時は海洋研究開発機構(JAMSTEC)で研究を

されていました。

その山口先生から今回聞くお話は「地球46億年の歴史」です!

私たちの青い地球は、以前は氷の白い地球”Snowball Earth”

だったこともあるのだそうです。

凍った白い地球の上で、生命はどのように生き残ってきたのでしょう。

そして、そこで生き残った生命が私たちの祖先となったのですから

生命って不思議ですよね。

山口先生と一緒に実験も交えながら、46億年という壮大な

地球の歴史をたどってみましょう!

 

『地球の46億年でおこったこと ~青い地球 白い地球~』

日 時:2010年2月14日(日)13:00~15:45

会 場:戸田市立戸田東小学校理科室(駐車場はありません)

ゲスト:山口耕生氏

    東邦大学理学部化学科地球化学研究室准教授

    海洋研究開発機構 システム地球ラボ 招聘研究員

    早稲田大学 国際教養学部 非常勤講師

参加費:無料

お申し込み:メールまたは往復はがきでお願いします

<メールでお申し込みの場合>

      宛先 jsc_toda2009_3rd@nifmail.jp

      件名 『第6回ジュニアサイエンスカフェin戸田に申し込みます』

      本文

      参加申し込みの方の

      ○郵便番号

      ○住所

      ○保護者の氏名(ふりがな 性別)

      ○子どもの氏名(ふりがな 性別)

        学校名 学年

      ○連絡先電話番号

      ○保護者のE-Mailアドレス

 

<往復はがきでのお申し込み>

往信表  335-0004 埼玉県蕨市中央7-42-1

      蕨中央七郵便局留め

      NPO法人センス・オブ・ワンダー

      代表理事 中牟田宴子

往信裏  第4回ジュニアサイエンスカフェin戸田に申し込みます

      参加申し込みの方の

      ○郵便番号

      ○住所

      ○保護者の氏名(ふりがな 性別)

      ○子どもの氏名(ふりがな 性別)

        学校名 学年

      ○連絡先電話番号

      ○保護者のE-Mailアドレス

返信表  保護者の郵便番号、住所、氏名

返信裏  何も書かないで下さい

定  員:60人(小学校4,5,6年生とその保護者2人で1組)

     *お申込み多数の場合は抽選になります

締め切り:2010年1月31日(日)20:00到着分まで

皆様にお会いできるのをスタッフ一同楽しみにしています。

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『竹内薫さん講演会で「宇宙のかけら」に涙しました』

星のかけらが命になって

 

2010年1月25日(月) 

ご報告が遅くなりました!

竹内薫さんの講演会は、530人もの参加者をお迎えして

大盛会に終わりました。

 

< クイズに2色の色紙を使って答える参加者 >

*画像はクリックで拡大できます

 写真は全て写真家 酒井徹也さん撮影のものです

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この講演会はNPOとは直接は関係ないのですが、竹内薫さんの

大ファンだった私が、PTA主催の家庭教育学級として企画し、

お招きしてしまったのです。

また、竹内薫さんが書評を書かれている科学技術振興機構

子どもむけwebサイト『かがくナビ』にも、NPOのメンバーが

関わっています。

『かがくナビ』

http://www.kagakunavi.jp/

そんなご縁から、この講演会の企画が生まれたというわけです。

 

竹内さんの講演の中には、タイトルの通り「好奇心の育つ家」

を実現するためのヒントもいくつかありました。

でも今回の講演は、参加した子どもたち、大人たちが、宇宙に

ついてや、自分たちがどこからきてどこへいくのか、といったことに

ついての好奇心そのものを持つことができる内容でした。

 

< 講演をする竹内薫さん >

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講演では、竹内さんの著書『宇宙のかけら』をもとに、宇宙が

どうやってできたのかとか、ブラックホールの中に入るとどうなるのか、

というお話を聞きました。

 

< 『宇宙のかけら』の朗読を聴きながら >

20100109_0093

 

 

 

『宇宙のかけら』に沿った話の中で、藤井かおりさんによる

『宇宙のかけら』の朗読があったのですが、その内容にも、素敵(すてき)な

声にもうっとりしてしまいます。

 

< 舞台の袖で朗読をする藤井かおりさん >

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「なぜ、わたしたちは生きているの? それは-。

星のかけらが命になって、いっしょにいることが、幸せだから。」

 

こんなメッセージに思わず涙がこぼれます。

 

講演を聞いて、家に帰り、また親子で宇宙に思いを馳せる・・・

きっと、それぞれの胸に竹内さんからのメッセージが届いたことでしょう。

 

宇宙のかけら (ブルーバックスピース) Book 宇宙のかけら (ブルーバックスピース)

著者:竹内 薫
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『竹内薫さんの講演会をご案内します!』

『好奇心の育つ家』 

 

2010年1月8日(金) 

皆様、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

今日はNPOからのご連絡ではなく、子どもの好奇心を

育てる戸田市のイベントのご案内です。

実は私を始めとして、センス・オブ・ワンダーのメンバーも

このイベントに深く関わっています。

日本全国の市町村や学校では、家庭の教育力向上を

目的として、「家庭教育学級」を開催しています。

今回、埼玉県戸田市公立学校のPTAでは、科学作家の

竹内薫さんをお招きして、子どもの好奇心をどうやって

深め伸ばしていけばよいのかというお話を聞くことになりました。

竹内さんがナビゲーターを務める今日のJWAVE『JAM THE WORLD』

で、この講演会をご紹介下さったので、慌ててここにご案内を載せる

ことになったという訳です。

なんたって明日ですから!

 

内容は、宇宙の話やクイズ、また今回の参考テキストとなっている

竹内さんの著書『宇宙のかけら』の朗読もあって、小学生から

中学生、大人まで楽しめるものです。

入場無料(入場券がなくても入場できるよう配慮することに

なりました)で、どなたでもお越し頂けますので、お時間がある方は

是非戸田市までお越し下さい。

 

『好奇心が育つ家』

日時 平成2219()1430分~16時

  *受付は1400分から

場所  戸田市文化会館ホール

主催  :戸田市公立学校PTA連合会 戸田市教育委員会

協力 :科学技術振興機構『かがくナビ』

参加費 無料

講師  内薫氏

 

詳しくはチラシをご覧ください↓

 

「web100108.pdf」をダウンロード

   

    

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