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『小学校の校長先生に聞いた科学(理科)と社会科の共通点』

新しい証拠が見つかると覚えることが変わってしまう

2010年5月28日(金

27日木曜日には、東京大学工学理解推進プロジェクトというゼミで

実践研究の会場となる戸田東小学校江川校長先生にお会い

してきました。

現在ゼミで議論されている内容をお話して、鈴木先生のゼミの方針が

「科学の授業は子どもたちが疑問を持つことを目標にしましょう」

だということをお伝えしました。

私たちのNPOの活動についての良き理解者である江川校長先生も、

「この目標はとても共感できますよね。」

と言って下さいました。

これで授業の目標についても、現場の先生にもお墨付きを

もらったわけです。

 

江川校長先生のお話はこうでした。

江川校長先生は社会科が専門で、特に歴史がご専門なのだそうです。

でも、歴史も、新たな証拠が見つかれば、今まで教えていたことが

簡単に変わってしまうのだとおっしゃっていました。

だから、子どもたちに学んでほしいのは、教えられることについても

「本当にそうなの?」と疑問にもつ姿勢なのだと。

疑問を持つということは興味関心が高まることにつながります。

それがとても大事だとおっしゃっていました。

現場教育もやはり「興味を持たせる」ということを重視して

いるのですよね。

 

江川先生は、子どもたちが様々なものについて関心を持って見ることが

できるように、朝会でのお話でも、身の周りのものから視野が広がって

いくような材料を見せて下さってます。

例えば、ワールドカップの開催地は南アフリカなので、前回の朝会では

南アフリカのことや日本の対戦相手国について、関連したことを紹介した

そうです。

例えば南アフリカについては、豊かな鉱山資源のことや、日本で簡単に

手に入るフルーツの缶詰についてのお話をされたとのことです。

 

< 南アフリカ産のフルーツの缶詰 >

*写真クリックで拡大できます

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スーパーで簡単に手に入る様々なものも、関心をもって眺めれば

日本は様々な国から食べ物を輸入していることや、遠い国から

食べ物を運んでいるということに気づくことでしょう。

「フードマイレージ」なんて言葉を暗記するよりも、ずっと実感が

あって役に立つ知識となりそうです。

 

この日は、江川先生のお話から、科学の授業のの目標社会科の

授業の目標の共通点を見つけた日となりました。

最後に江川先生は「でもテストではうまく答えるしかないの

ですけどね」と笑いながらおっしゃっていました。

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