« 2010年6月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年7月

『子どものなぜ?を自由研究にするには』

アメリカの科学館『エクスプロラトリアム』のアクティビティを利用して

 

2010年7月25日(日

7月24日(土)は戸田市東部福祉センターで、親子向けの科学講座を

開催しました。

開催直前のご案内にも関わらず、親子で25名もの方に参加して頂き

賑やかな講座となりました。

内容は、サンフランシスコの有名な科学館『エクスプロラトリアム』

『Ice Balloons』というアクティビティを日本向けにアレンジしたもの

です。

 

エクスプロラトリアム>Ice Balloons

http://www.exploratorium.edu/afterschool/activities/index.php?activity=171&firstDisplayedItem=4

 

講座の目的は、「普段は気にとめない氷からたくさんの「なぜ?」が

見つかることを体験してもらう」ということと「子どもの「なぜ?を

どのようにして研究にしていくのかを知ってもらう」というものでした。

そして今回の講座はいつものセンス・オブ・ワンダーのサイエンス

カフェとは違っていました。

科学者、研究者が講師を務めて「現象を深く掘り下げる」講座

ではなく、「家庭の中で子どもの「なぜ?」にどうやって向き合って

行ったらいいのか?」に焦点をあて、研究者ではない私自身が、

これまで学んできた科学的概念図を基に、講師を務めさせて

頂きました。

今回は研究者の卵である、東京大学大学院工学系研究科

修士2年の音羽さんに講座のお手伝いをして頂きました。

私たちのNPOでは、今後、研究者に現象を掘り下げてもらう講座

今回のように科学を学ぶ姿勢そのものを体験してもらう講座

二種類を提供していきたいと考えています。

  

子どもたちの「なぜ?に向き合う時に、どうやって疑問を整理して

いけばいいのか、どうやって検証する方法を考えたらいいのか、

どのようにして一体何回ぐらいデータをとればいいのか、そういう

ことで迷っている親はとても多いと思います。

私自身も同じように迷っていたという苦い経験をもとに、家庭で楽しく

でも本格的に自由研究を進める方法を皆さんに伝えたい、というのが

今回の講座の企画の始まりでした。

 

そして実際に講座では各チームで、球体の氷を観察したり触ったりして、

とてもたくさんの「なぜ?」を見つけることができました。

 

< 球体の氷を触ってみます >

100723150

 

出てきた疑問を整理して、概念のグループに分けて行きます。

「融ける」「泡、空気」「色、光」など、様々な方向に概念図が

広がっていきます。

次に自分たちの概念図とエクスプロラトリアムの概念図を比べて

みます。

エクスプロラトリアムの概念図を参考にすると、科学的なキーワード

を獲得できるので、「なぜ?」をさらに発展させることができます。

 

さらに次は、整理された「なぜ?」について、検証したいこと以外の

条件は同じにして実験を組み立てて行きます。

 

講座では「牛乳と水に浮かべが氷ではどちらが速く融ける

でしょう?」ということを実験で確かめてみました。 

実験開始時には温度も量も同じにしなくてはいけませんね。

ストップウォッチで時間をはかり、温度も測って記録して

いきます。

変化の記録をとるだけでも何か発見がありそうです。

 

では、牛乳と水だけでなく、空気中ではどうでしょう?

また水を凍らせるだけでなく、牛乳そのものを凍らしたり、オレンジ

ジュースを凍らせても融け方は違うのでしょうか?

食塩水ではどうでしょう?

検証できることはたくさんありそうです。

 

講座では、エクスプロラトリアムの概念図からと、そして音羽さんからも

「熱伝導率」というキーワードを持って帰って頂きました。

ここからさらに発展して考えたり調べたりすることができそうですよね。

  

身近な氷一つをとっても不思議なことはたくさんあります。

そういうことに気づいてもらい、少しでも自由研究のヒントを持って

帰って頂けたとしたらこんなに嬉しいことはありません。

 

ご参加頂いた皆様、お手伝いして下さった皆さん、

ありがとうございました!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『木とのふれあい祭り 木の不思議を感じてもらいました』

木を観察したり匂いをかいだり

2010年7月25日(日

7月18日(日)は戸田公園駅東口近くの材木市場、株式会社吉貞

さんで開催された『木とのふれあい祭り』のお手伝いをしました。

毎年2000人もの来場者があるこのイベントで、昨年は『樹種当てクイズ』

のお手伝いをさせて頂いたのですが、今年は東京大学工学部の学生も

一緒に、再び『樹種当てクイズ』をお手伝いさせて頂きました!

 

工学部生にとっては、専門外の「木」の説明をするのですが、とても

楽しみながらお客さんたちへ説明をしているうちに、気づけば

残り1時間。

暑さのあまりに後半はお客さんも少なくなってきました。

 

< 説明している学生とさぼっている?学生 >

100718

 

木の特徴を説明して種類を当ててもらうのですが、お客さんたちは

熱心に説明を聞いて下さいます。

「木目がはっきりしているのがスギです! 

 探してみて下さい。」

の説明に、真剣に木を観察するお客さんたち。

ヒノキやヒバは匂いをかいでもらったりします。

「これがきっかけで多くの人が木に興味を持ってくれると

いいな~」

という気持ちになります。

 

終わりに近づいてくると、景品も洗剤だけになってきて、とうとう

みんな遊び始めました~

 

< 洗剤を積んでみる・・・ >

100718_3

< 会場で販売されている木の製品 >

100718_4

 

< 最後に集合写真 >

100718_5

 

学生さんたちの他にもNPOのメンバーがお手伝いに来て

くれました。

皆さんお疲れ様でした。

暑かったけど楽しかった~!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『サイエンスカフェ in 下戸田 開催しました!』

パラメーターを変えて70機のペットボトルロケットを飛ばした大実験!

2010年7月25日(日

7月11日(日)は戸田市下戸田地区学校応援団の主催で

『サイエンスカフェ in 下戸田』が開催されました。

当日は参加者とスタッフを含めると140名にもなり、大盛会と

なりました。

センス・オブ・ワンダーは、内容の企画と当日の運営の一部を

任されていおり、ペットボトルロケットを科学する講座を企画させて

頂きました。

準備の段階から東京大学航空宇宙工学専攻の学生と、それ以外の

専攻の学生も入ってもらって準備をしてきました。

準備では、実際にペットボトルロケットを何度も飛ばし、当日どの要素を

子どもたちに変えさせて実験させるのか、何度も確かめることになり、

これがなかなか大変でした。

それでも、なんだか楽しそうな東大生!

 

< 準備で試作機を調整する様子 >

100703

 

< さあ、飛ばしてみよう! >

10070350

 

 

そして、いよいよ当日。

前半は東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻

鈴木真二教授がロケットについての講義をして下さいました。

ロケット開発の歴史を、映画のシーンなどを交えたお話はとても

分かりやすくて小学生も聴き入っていました。

 

< 鈴木真二先生の講義の様子 >

100711_2 

100711_4

 

講義の後は、博士課程1年生の日野さんにバトンが渡り

ペットボトルロケットの製作に入ります。

 

< 制作の様子 >

100711_7

100711_5

  

今回のサイエンスカフェは、ただペットボトルロケットを作って

飛ばすのではなく、ペットボトルロケットの飛行の仕組みを学び、

飛行に大きく関わる「先端のおもりの重さ」「中に入れる水の量」

について、それぞれ3種類のタイプを作って、みんなで大実験を

するというものでした。

これらの要素は制作の時点で、各グループ毎に変えることに

しました。

中学生チームは羽のデザインを自分たちで自由にデザインしました。

 

さあ、いよいよ飛ばしてみます。

 

< 小雨の降る中で70機のロケットを飛ばしました >

100711_8

 

中学生がデザインしたものの中には羽が曲がっているものも

ありましたよ。

一体どんな飛行をしたのでしょう?

< 羽が曲がったデザイン >

100711_10

 

  

 

一番飛んだペットボトルロケットは小学生が制作したもので58.3メートル

でした!

そばで見学していても、水の量や先端のおもりの重さが飛行距離に関係している

ことが感じられたのですが、結果は集計してからのお楽しみです。

 

最後に、日野さんから中学生のペットボトルロケットでよく飛んだものや

変わった飛行をしたものについて、飛行と羽の形状との関係について

説明がありました。

さて、羽の曲がったロケットはどうなったかと言いますと・・ 

なんとドリルのように回転しながら飛びましたよ!

 

思い思いのペットボトルロケットを制作して、要素を一つずつ

変えながら検証をした今回のサイエンスカフェでは、子どもたちも

お父さんお母さんも「実験」をする上での大切なことを感じていただけた

のではないかと思います。

 

参加して下さった皆様ありがとうございました。

関係者の皆様お疲れ様でした。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『東京大学 夏休み航空工学教室2010のお知らせ』

小学生、中学生のための本格的な科学の講座です

 

2010年7月19日(月

毎年恒例の「東京大学 夏休み航空工学教室」

8月23日(月)9:30~16:00で開催されることになりました。

この講座はここ2年ほどは工学部の建物の耐震工事などのために

開催されていなかったものです。

今年は2年ぶりに開催されますが、諸事情により開催場所が

例年行われていた本郷キャンパスではなく、埼玉県戸田市立

戸田東小学校になります。

 

申し込みにつきましては、7月22日10時よりメールでの先着順と

なっています。

例年、人気ですぐに定員になり、申し込みを締め切っている状況です。

詳細は東京大学のこちらのサイトでご確認下さい。

http://www.flight.t.u-tokyo.ac.jp/~tsuchiya/summer/

 

また例年と違っている点は、開催場所が戸田市立戸田東小学校

であることの他、対象学年が小学校5年生~中学生と上がっている

ことです。

対象年齢につきましては、当日作る模型飛行機の制作の難易度と

関係しています。

 

センス・オブ・ワンダー会員の皆様には、当日のお手伝いを

お願いする可能性があります。

詳しくは別途ご連絡致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『科学コミュニケーションを学んだゼミは終了となりました!』

  工学の知を伝える3つの科学の授業

 

2010年7月19日(月

7月3日(土)には6月に行われた大学と小学校との連携授業の

第2回目が行われました。

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻の鈴木真二教授が

指導教官となっている、『工学理解推進プロジェクト』というゼミで

準備してきた科学の授業を第1回の実践結果を検証して

この7月3日に第2回目実践するというものでした。

 

今回は、希望者のみということで、授業を受ける人数はぐっと

減ったものの、保護者も”参観”ではなく”参加”してもらう形に

なったことで、子どもも大人も混ざって活発な議論がくりひろげられる

シーンも見られました。

きっと家に帰っても、授業のことが話題になったことでしょう!

< 「ゆれ」の授業 >

 10070330

 

< 見えない坂(ポテンシャルエネルギー)の授業 >

10070330_2

< 燃焼の授業 >

10070330_3

今回は燃焼を説明するために、手作りの分子のパネルが登場

しました。

 10070330_4

 

私はこの燃焼の授業にずっとついていたのですが、子どもたちの

間では

「Oちゃん(酸素)が手をつなぐんだね!」

なんて言葉も飛び出していて、少し背伸びした授業の中でも、

それぞれが何かをつかんで帰ってくれたように感じました。

 

ゼミはこの第2回の実践授業を検証した、7月9日が最終回

となりました。

少人数と大人数相手にコミュニケーションを行う時の

ポイントの違いや、難しさの違いなど、そういう点についても

活発に議論されました。

そしてゼミの最後、 

「ゼミはこれで終了となります。」

の一言に

「もう会えないんですか?」

なんて言葉がゼミ生から飛び出すほど、お互いに議論し合い

結果を小学生に伝えた経験は貴重で楽しい経験だったようです。

 

皆さん、お疲れ様でした。

また冬学期に会いましょう!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『戸田東小学校 戸田東中学校の皆様へご案内』

先日配布致しましたご案内からアクセスされた皆様は

ご案内をよくお読みの上、下記のメールアドレスへ必要事項を

お送り下さい。

sense_of_wonder2008@nifmail.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「『球体の氷を使った冷たい実験 ~子どもの「なぜ?」を自由研究に変えてみませんか?~』

別途メール及び資料で開催のご案内をさせて頂きましたが

参加ご希望の方は下記のメールアドレスへ必要事項を

お送り下さい。

nakamuta@mbe.nifty.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年9月 »