« 2010年7月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

『東京大学工学部生による科学の授業(続編)を実施しました!』

小学生が科学の概念を学んだ『続・科学の授業』

 

2010年9月27日(月

9月25日(土)は戸田市東部福祉センターで、小学校5・6年生を

対象にした科学の授業を実施しました。

こちらは、戸田東小学校で7月3日に実施した科学の授業の続編

という位置づけで、7月3日に授業を受けた子どもと受けていない

子どもたち、半々の割合で受講して頂くことになりました。

定員が親子10組と大変限られておりましたため、NPOの会員さんと

関係者だけで満員になってしまい多くの方にご案内することが

できませんでした。

 

今回の授業は、東京大学工学部修士2年の音羽さんから

「是非、続編の授業を実施して、7月3日以降の子どもたちの変化を

調べさせて下さい。」

という申し入れがあり、NPOとしてはそのお手伝いをする形になりました。

テーマは「なぜ氷はとけるのか?」という、かなり難しいもの。

小学校では「何度になるととけるのか?」ということは習いますが

「なぜとけるのか?」は習いませんよね。

これに答えられる大人も多くはないでしょう。

 

< 会場の様子 >

10092550_2

 

難しいテーマに、子どもも大人も最初は

「う~ん・・・?」

といった様子でしたが、メイン講師と3人のサブ講師(こちらも

東京大学工学部生)のサポートのおかげで、子どもたちは

真剣に考え始めました。

目の前の氷を眺めながら、講師陣のヒントを頼りに理由を考えて

紙にまとめていきます。

 

< 氷がとける理由を考える子どもたち >

10092550

 

  

身近な氷でも、実は知らないことがたくさんあるんですよね。

そして、ここで音羽さんから

「氷がとける理由も”見えない坂”で考えることができそうだよ。」

というヒントが出されます。

”見えない坂”とはポテンシャルエネルギーのことです。

 

< ヒントを図で表します >

10092550_3

 

< 紙にまとめる6年生チーム >

100925650

 

< 5年生もがんばりました! >

100925550

 

 

今回の授業は、特に派手な実験をしたわけでもなかく

科学工作をしたわけでもなかったため、そういう意味では

授業の手法としては大変地味なものだったと思います。

実は、最初に企画を聞いた時に、私たちNPOでは、小学生が

2時間ももつのかどうか、とても心配していました。

ところが実際は、どの子もじっくりと考えて、それなりに科学の

概念をつかんで帰ったように見えました。

アンケートでも「将来きっと役に立つと思う」とか「必ず

また参加したいです」というような、積極的なコメントが

多く、静かな授業の中でも講師の音羽さんの熱い思いが伝わった

ように思いました。

科学の授業では、教えるテクニックも大切かもしれませんが、

その内容を深く理解している人が伝えるということが、とても

大切なように思います。

このことについては、先日お会いしたライト州立大学助教授

土佐幸子さん(物理学博士で教育学博士というすごい方です!)

も次のようにおっしゃっていました。

「どのくらい子どもたちに伝えられるかは、教える側がどのくらい

理解しているかと大きく関係します。」

そして土佐さんは「科学の授業では概念を伝えることも大切」

とおっしゃいます。

楽しい科学実験、科学工作だけでは、子どもたちの心に

何かが深く刻み込まれることは少ないのかもしれません。

私たちのNPOでは、これからも科学の概念を伝えられる

科学の授業、科学講座の開催を目指します。

 

さて、次なる企画は、東京大学工学部7号館見学ツアーです。

理系の研究者が普段どのようなところで研究しているのかを

垣間見れるようなものになる予定です。

その後は安田講堂の下の学食で昼食を食べて解散となります。

11月半ばを予定しておりますので、会員の皆様を中心に

ご連絡させて頂きます。

お楽しみに!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年10月 »