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『小さな宇宙のサイエンスカフェ 開催しました』

中学生の心にも響いたサイエンスカフェ

 

2010年10月31日(日

10月30日(土)は関東地区には季節外れの台風が接近していて、

開催できるのかどうか直前までドキドキしていましたが、無事に

サイエンスカフェを開催することができました。

参加者の中には、台風で電車が止まってしまい参加できなくなった方も

いらっしゃいましたが、終わるころには雨風も止み、予定通りに開催できて

ホッとしています。

これまでセンス・オブ・ワンダーでは、小学校を会場にして小学生の

親子を対象にしてきたジュニアサイエンスカフェを開催してきましたが

今回は初めて中学生以上の大人を対象にしたサイエンスカフェを

企画させて頂きました。

特に、難しい年頃の中学生をどのようにしてサイエンスカフェに

呼び込むかがスタッフ側の課題であり挑戦でもありました。

私たちが心がけたことは、いつものように「科学の本質を伝えること」の他

「お洒落であること」だったのですが、『カフェ・シバケン』さんのご協力により、

本場イギリスのサイエンスカフェに近い形の、お洒落であたたかい雰囲気の

サイエンスカフェを開催することができました。

台風の中対応して下さった『カフェ・シバケン』の皆様、ありがとうござい

ました。

< 会場となった『カフェ・シバケン』 >

10103050

 

< 所狭しと並んだ料理 >

10103050_3  

< 料理をとりにいく中学生の男の子たち >

10103050_2

写真には写っていませんが、女の子も大人もいます♪

 

今回のゲストスピーカーは東京大学工学部4年生の稲葉翔さんと

佐藤太紀さんの二人です。

テーマは「宇宙」

まずは、参加者それぞれ思い浮かべたことを付箋紙に書き、

ゲストスピーカーに渡します。

それを基に宇宙の始まりの話や、宇宙の年齢の話を風船を使って説明

してくれました。

まず、2つの星に見立てた点が、風船が膨らむと離れて行くということを

みんなで確認します。

その風船を見ながら、

「星同士の距離の変化を観測することから宇宙の膨張が

分かったんですよ」

という説明がありました。

ということは、逆に風船を縮めて行くと宇宙の始まりが分かることに

なります。

みんなで宇宙の年齢も計算してみました。

 

< 風船を膨らませる参加者>

10103050_4

 

宇宙の話から音の話光の話へもつながって行きました。

音の話では、音が波であるという中学校理科でも内容に触れ

ドップラー効果についても図を使いながら説明がありました。

 

< ドップラー効果の説明 >

10103050_5

 

光の話では、これもまた中学校理科に出てくる光の屈折の話を

聞くことができました。

光が空気から水へと角度を持って進んだ場合どうして底の方へ

曲がるのか、ということについても、光の性質に絡めた説明が

ありました。

水に入ると速度が遅くなる光は、水に早くさしかかった側から

ブレーキがかかり、屈折してしまうという説明を聞くと、空気と

水だけでなく、他の物質の中を光が進む場合にも現象を

予測することができます。

中学生も参加した大人も、中学校ではまだ習わない本質的な

説明に触れて、とても興味を持ったように見えました。

話は宇宙開発へも発展して、「はやぶさ」の話にもなりました。

元々のはやぶさのミッションは何だったのかについての話も、学部内に

ミッションの一部を手伝っていた学生がいる東京大学の工学部生に

聞くと、とても身近に感じられます。

 

< 「はやぶさ」のペーパークラフトを見ながら話します >

10103050_6

 

ペーパークラフトはJAXAのwebサイトからダウンロードできます。

「はやぶさ」ペーパークラフト

http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/fun/papercraft.shtml

 

宇宙開発の話の後、サイエンスカフェの最後は「宇宙に生命体がいるのか」

という話題で締めくくられました。 

嵐の中で始まった今回のサイエンスカフェは、宇宙への夢と、宇宙を

知るからこそ分かる自分たちのこと、地球のこと、そんなことに思いを

馳せることができるものとなりました。

 

最後に稲葉さん、佐藤さんから中学生へこんなメッセージを頂きました。

「理科を学ぶことは、なんでも疑ってみること、疑問を持ってみることです」と。

教科書に書いてあることだって「本当かな?」と思って自分で考えたり、

調べたりすることが大切なのだそうです。

「丸暗記ではなく本質を理解することで、実は色んな現象がつながってきて

覚えることもずっと少なくなるんですよ。」

と二人が伝えてくれたメッセージは、難しい年頃の中学生の心にも

響いたようでした。

 

 

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