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2011年6月

『被災地支援のため Google Sketchupの講座に参加しました』

被災地の子どもたちと未来図を描こう 

 

2011年6月26日(日)

 

今日もまた、昨日より行われている被災地支援のためのイベント『未来図を描く

-子供のために』に参加してきました。

 

二日目の今日は、『Google Suketchup(スケッチアップ)』という

アプリケーションの操作と利用方法を学ぶ講座でした。

今回の会議・ワークショップを企画されたジョーンズ享子さんが代表を

努めるThird Respondersでは、このスケッチアップを使って、秋以降に、

「被災地の子供たちと一緒に未来図を描く講座」を開催するというプランが

あります。

こちらも具体的になりましたらブログでご紹介させていただきます。

 

ここでは、コロラド州からかけつけてくださった米国グーグル社

講師二人によるスケッチアップの講座の様子を簡単にご紹介します。

講座は英語での説明の後、Elissaさんが通訳するという形で行われました。

昨日に引き続き、多様なバックグラウンドを持った方達が、被災地の

子どもたちのために、ということで参加されていました。

 

< シンプルテンプレートからスケッチアップを始めます >

110626skup50  

 

最初に出てくる女性(Susanさん)は、スケッチアップを操作する上で

上下(重力の向き)や大きさ、高さの目安を示してくれています。

Susanさんはこのスケッチアップの開発をされた実在の人物だそう

ですよ!

 

このスケッチアップというアプリケーションにはグーグルマップや

グーグルアースから、簡単に地図や風景を取り込むことができます。

まずは、グーグルマップ検索をして、気仙沼市の地図を表示してみました。

海岸付近では、橋が水没していたり、家が取り残されている様子がはっきり

わかります。

 

< 気仙沼市の地図を表示 >

110626skup50_2

 

 

講座は基本的な操作から始まり、実際に地図上に建物を作る方法

などを学びました。

ストリートビューで建物の模様や材質がわかるテクスチャを取り込み

それを描いた建物に貼りつけることでよりリアルなものができてきます。

操作になれれば、複雑な形の建物や、建物以外のものも描くことができます。

 

< 地図上に建物を描いてみます >

110626skup50_3

 

前方のスクリーンを見ると、地図の上に立体的な建物が描かれて

いるのが分かるでしょうか。

この建物は左右上下から眺めたり、実際にストリートビューで建物の

近くを歩くこともできます。

もっとたくさんの建物を描けば、自分が作った町を歩き回ることが

できるのだそうです。

 

1日の講座でしたので、基本的な操作が中心になりましたが、

それでもスケッチアップでできることの大きな可能性を感じられた講座と

なりました。

 

最後に講座終了の卒業式があり、グーグルの講師の方からお土産も

頂きました♪

 

< お土産 >

11062650

 

 

二日間に渡った『未来図を描く-子供のために』という会議・ワークショップは

私自身は、ここで何が得られ、被災地のために具体的には何ができるのかが

分かりにくく感じていました。

ですが、実際に参加してみると、被災者の方と話すこともでき、被災地に

暮らす方たちが今何を望んでいるのかを知ることができたように思います。

そして私たちと同じ思いの方たちがいらっしゃることも分かりました。

NPOが実現できそうな具体的な案も見えてきました。 

これからは、この二日間で出会った皆さんや、被災者の方たちとも

連絡をとりながら支援の方法を考えていきます。

 

被災地ではまだまだ支援を求めています。

私たちのNPOも被災地の方たちの声を集め、多くの方たちに伝えながら

共にこの大災害を乗り越えて行きたいと考えています。

 

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『グローバルな知を集めて被災地支援の方法を考えました』

『未来図を描く -子どものために』会議・ワークショップ 

 

2011年6月25日(土)

 

先週から、UCバークレーの研究生、Elissaさんが日本に帰って

来ています。

「これは良い機会だ!」ということで、Elissaさんたちが研究している

『WISE4』という科学教育プログラムについて東大工学部のゼミ

紹介してもらいました。

 

< 『WISE4』の紹介をするElissaさん >

110624wise450

 

 

『WISE4』に関わっているのは、科学者、教育者、認知心理学者、テクニカル

チーム、学校の先生で、つまりそれは、科学教育コンテンツを作るのに

必要な人たち全てが集まっているということなのです。

なんとか戸田市でも、少しカスタマイズして『WISE4』を使った科学の授業を

行ってみたいと企んでいます。

 

さて、Elissaさんの本来の帰国の目的は、教育心理学博士エドワード・

ジョーンズ氏と、奥様の享子さんが準備してこられたイベントのお手伝い

です。

そのイベントとは、被災地の子どもたちを支援するためのもので

私たちも、この『未来図を描く-子供のために』というイベントに

参加してきました。

今日はその一日目で、会場は渋谷にある国連大学のエリザベス・ローズ

ホールです。

 

持続可能な社会のある形を紹介して下さった武内和彦教授や、実際に

スリランカの津波被害と復興方法などについて紹介して下さった

スリカンタ・ヘラート氏の他、被災地である気仙沼市の現状についても

気仙沼市の教育長でいらっしゃる白幡勝美氏が説明をして下さいました。

 

< スリランカの復興の紹介 >

11062550

 

< 白幡教育長より気仙沼で起こった火災について >

11062550_2

 

 

そして、その後のグループ毎のディスカッションでは、私たちのグループ

では、名取市からいらした防災士の方からも現状を聞くことができました。

本当は、こうやって東京まで出て来ることも大変なのだそうです。

仙台空港の近くにあったご自宅は津波で流され、経営していた学習塾も

もう続けることはできないそうです。

 

その方がおっしゃっていたのは

「被災地の人は気にかけていてくれることを喜んでいる」

ということ。

被災していない私たちがどんなに気持ちを込めてメッセージを

送っても「どうせ、あなたたちは被災者じゃないでしょ?」

思われるのではないかと、私自身はそういう活動に躊躇して

いました。

でも、そういう声を聞いてみると、まだまだ私たちにできることは

ありそうです。

また、被災地から来られた別の方は、今現地でのネットワーク

作りなどに尽力されているのですが

「私たちは、やっとこのごろ”元には戻らない”ということを認めて

受け入れようとしています。」

とおっしゃっていました。

 

命に直接関わるような緊急性の高い支援は少しずつ減ってきていますが、

それでもまだまだ被災地は支援を必要としています

それは、これまでとは違った形の支援です。

 

その違う形の支援の一つとして、気仙沼市の小、中、高校生に、

『Google Sketchup』と言う無料のソフトを使って、未来の町図を

描いてもらおうというものがあります。

米国グーグル社からも、このイベントのためにスタッフが

来日され、今日は『Sketchup』について簡単な紹介がありました。

 

< Google Sketchup についての説明 >

11062550_3

  

明日はもっと本格的に『Sketchup』について学ぶワークショップがあります。

また様子をご紹介したいと思います。

 

 

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『戸田東小学校で開催 東京大学工学系ゼミが伝える科学の授業お申し込み』

科学の授業お申込みについて

 

こちらの記事は、7月2日(土)埼玉県戸田市立戸田東小学校

開催される東京大学工学系ゼミによる科学の授業のお申し込み

のためのものです。

参加対象は、戸田東小学校の5,6年生とその保護者になります。

詳しくは学校より配布の案内をご確認下さい。

 

<申し込みアドレス npo.sense.of.wonder@gmail.com

件名「東大工学部の科学の授業に申し込みます」

①保護者名(ふりがな)*複数可

②参加児童の年組と名前(ふりがな)

③保護者の緊急連絡先電話番号

④参加を希望する授業名(「情報伝達」、「雲」、「道具の工夫」)から

 第一希望と第二希望の2つをご連絡下さい

 *5年生は学校公開日に受講していない授業を選んで下さい

5年生は前回に受けた授業名

*参加の希望人数に偏りがある場合は、第一希望でない場合があります

 (第二希望になった場合はご連絡します)

メールでのお申し込みの締め切りは6月28日(火)19時です

センス・オブ・ワンダーの他の活動につきましては、別の記事を

ご確認下さい。

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『研究者に会える! 戸田市サイエンスフェスティバル2011準備中』

戸田市の連携機関として協力しています

 

2011年6月18日(土)

 

一昨年、昨年と大好評に終わった『戸田市サイエンスフェスティバル』

ですが、今年も7月29日(金)に開催します。

立ち上げ当初からご協力させて頂いてきたのですが、今年はセンス・オブ・

ワンダーは戸田市教育委員会の正式な連携機関として、ご協力させて

頂くことになりました。

夏休みの自由研究を大きなテーマに掲げて、研究の楽しさ、研究の方法を

研究者と共に伝えるイベントになります。

今年も、センス・オブ・ワンダーでは科学の本質を伝えられる講座を

開催するほか、先日行われた戸田東小学校での科学の授業も45分の短縮版

となって再び登場します。

こちらの講座の講師はもちろん、東大の工学部生です。

楽しみにしていて下さいね! 

 

さて、準備も少しずつ進んでいるところですが、今年は私たちが

『ジュニアサイエンスカフェ』で二度お招きしている山口耕生先生にも

講座を担当して頂けることになりました!

前回の『ジュニアサイエンスカフェ』では、地球が全部凍った時代があった

というスノーボールアース説の話を、実験などを交えて分かりやすく

伝えて下さいました。

 

< ジュニアサイエンスカフェで子どもたちと話す山口耕生先生 >

Photo

  

 

『地球46億年の歴史を学んだジュニアサイエンスカフェ』

記事はこちら↓

http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/index.html

 

山口耕生先生は、私たちが最初に戸田市にお招きした時は、JAMSTEC

(海洋研究開発機構)の研究者でした。

そして現在は東邦大学の准教授でいらっしゃいます。

そういう訳で、6月16日には、東邦大学の研究室へ打ち合わせに

行ってきました。

でも、いつお会いしてもちっとも変わらないのは、研究に対する情熱です。

33億年前の石を見つけた話など、楽しい冒険談は尽きません。

ヘリコプターでオーストラリアのへき地に置き去り?にされ、そこで

仲間とテントを張って地質の調査をすることもあるのだそうですよ。

研究者って体力いるんですよね!

 

きっと当日は、そんな楽しい研究の話と、身近な石からわかる

壮大な地球の歴史の話などを聞き、簡単な実験などもある予定です。

どんな講座になるのか、私たちもわくわくしています。

 

詳しくは、戸田市教育委員会よりご案内が参りますので、もうしばらく

お待ち下さい。

戸田市以外の方は、ときどきこのブログをチェックして下さいね!

 

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『東京大学工学部ゼミと小学校の連携授業 開催のご報告 』

体で感じて、頭でじっくり考える

2011年6月15日(水)

 

6月11日(土)には、東京大学工学部のゼミの学生さんたちが作る

科学の授業を、埼玉県戸田市立戸田東小学校で実践しました。

センス・オブ・ワンダーはこのゼミをサポートしながら科学教育を

研究しています。

 

それでは、当日はどんな様子だったのか、簡単にご報告致します。

 

■Aチーム:多目的室と廊下

 ・タイトル

 『言葉はいらない?全てを伝える100の方法

  ~遠くの人に君だけが知ってることを教えてみよう~』

 ・内容

  友達に情報を正確に伝える難しさを考え実験をしながら、昔から

  現在までの情報伝達の仕組みを学びます

 

実は前日のゼミで、内容に一番注文をつけられていたAチームだったの

ですが、皆さん睡眠を削って授業を練り直し、作り上げてきてくれました。

当日はというと、出だしから、スパイの登場に子どもたちは大興奮!

言葉を使わず、廊下の端と端でに分かれて、与えられた文章を伝えます。

 

< 言葉を使わないスパイゲーム >

*写真はクリックで拡大できます

110611_50

 

頑張って身ぶり手ぶりで伝えようとしますが、なかなかうまく

いきません。

 

< スパイからの説明 >

110611_50_2

 

教室に戻って「何が伝わって何が伝わりにくかったのか」について子どもたちと

考えます。

その後は、動画などをみながら、情報伝達の歴史と、様々な情報伝達の

方法を学びました。

人々の「速く正確に遠くまで伝えたい」という思いが、現在の情報伝達の

技術を発達させたのですね。

最後にモールス信号を実際に使ってみて授業は終了となりました。

 

< モールス信号の説明を聞く様子 >

110611_50_3

 

 

■Bチーム:家庭科室 

・タイトル

『もくもく雲をつかみに行こう! ~雲の製造工場~』

・内容 

 身近な雲について、実験などをしながらその不思議の理由を 

 子どもたちに発見してもらいます

 

まずは身近な「雲」と聞いて思い浮かぶものを各自付箋紙に書いてもらいます。

たくさんの付箋紙が集まり、黒板の概念図も付箋紙でいっぱいになりました。

 

< 雲についてのキーワードと概念のつながり >

110611_50_4

 

この授業では、凝結、断熱膨張、上昇気流、という3つのキーワードを

実験などを通して体感してもらいました。

 

< 上昇気流の実験 >

110611_50s

 

矢印の先に、飛んでいる半紙があります。

通常のものより薄い半紙を筒状にして火をつけると、しばらく燃えた後に

ふわりと上昇気流にのって浮かび上がりました。

 

この授業では、体感した3つのキーワードを頭の中で結びつけながら

「雲はどのようにしてできるのか」を考ました。

 

授業の最後に、ペットボトルに少量の水を入れて加圧し、一気に空気を放出

して気圧を下げ、小さな雲を作りました。

とても楽しい実験で、授業が終わっても子どもたちは雲作りに夢中でした。

  

■Cチーム 理科室

 ・タイトル『ミッション:不可能を可能にせよ!

     ~無人島に流れ着いた君。手元にあるのは難破

     (なんぱ)した船のモーター。潮が満ちる前に、

     高台に荷物を運びたい。さぁ君ならどうする?~』

 ・内容

  準備された材料を利用して、重い荷物を運ぶ方法を考え実験します

 

授業が始まると教室の電気は消え、嵐の場面になりました。

遭難して流れ着いた無人島で、たったひとりの生存者、あさりくんは

1箱の食料船のモーターを見つけます。

 

< 食料をどうやって高台に上げよう? >

110611_50_6

  

グループ毎に準備された、モーター、坂道、動滑車、定滑車、糸など

利用して、荷物(さんまのかば焼き缶詰!)を持ち上げる方法を考え

ます。

 

< 道具の使い方を考えます >

110611_50s_2

 

子どもたちは、道具をあれこれ眺めて使い方を考え、手を動かして

試します。

「あさりくんを助けなきゃ!」

といいながら♪

 

結果は7グループ中3つで荷物の持ちあげに成功しました。

失敗したグループも、成功したグループも、どちらも道具を工夫したり

何かを作る楽しさを感じたのではないかと思います。

家に帰っても「私たちの周りの道具はどのようにして作られたのかな?」

と思いを巡らせてもらえればいいですよね。

 

このように3つの授業とも、体で感じて、そこでの失敗も成功も、どちらも

大切にし、「なぜ?」ということを考えてもらう授業となりました。

これこそが科学の始まりですからね!

 

この授業をレビューして、第二回の実践授業を7月2日(土)に行う予定です。

場所は同じく、戸田東小学校になります。

 

 

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『東京大学工学部ゼミと小学校の連携授業 ~科学の本質を伝えます~ 』

不思議に思い、それが発展する授業

2011年6月7日(火)

今年の夏学期も東京大学工学部では工学理解促進プロジェクトという

ゼミが開講されています。

事前にたくさんの学科で宣伝をした効果もあり、今期は13人の学生さんが

ゼミに参加してくれました。

女の子も2人入って、いつもよりも華やかな雰囲気です!

このゼミでは、工学部生は科学を小学生に伝えることでサイエンス

コミュニケーション能力を高め、実践授業を受ける小学生にとっては

理系の研究生から科学の本質を教わることになります。

 

さて、この夏学期も6月11日(土)の3限目、4限目(10時45分~12時20分)

埼玉県戸田市立戸田東小学校3つの実践授業を行います。

この日は小学校の学校公開日となっていますので、興味のある方は

是非見学にいらして下さい。

戸田東小学校の江川校長先生をはじめ、教職員の皆様にご協力

頂き順調に準備は進んでいます。

 

6月3日には5年生の女の子2人が東大まで来てくれて、授業の内容に

ついて、

「この言葉は分からない!」

とか

「このぐらいは知ってる」

ということを学生さんたちに伝えてくれました。

 

< いつも賑やかなゼミの様子 >

11060350s

今回の授業のタイトルと内容は以下のようになっています。

どれも楽しそうでしょ!

■Aチーム:多目的室

 ・タイトル

 『言葉はいらない?全てを伝える100の方法

  ~遠くの人に君だけが知ってることを教えてみよう。

 ・内容

  友達に情報を正確に伝える難しさを考え実験をしながら、昔から

 現在までの情報伝達の仕組みを学びます

  

  

■Bチーム:家庭科室と校庭 

・タイトルもくもく雲をつかみに行こう! ~雲の製造工場~』

・内容

 

 身近な雲について、実験などをしながらその不思議の理由を

 

 子どもたちに発見してもらいます

 

■Cチーム 理科室

 ・タイトル『ミッション:不可能を可能にせよ!

     ~無人島に流れ着いた君。手元にあるのは難破

     (なんぱ)した船のモーター。潮が満ちる前に、

     高台に荷物を運びたい。さぁ君ならどうする?~

 ・内容

  準備された材料を利用して、重い荷物を運ぶ方法を考え実験します

 

どのチームも子どもたちに持って帰ってもらいたい科学の本質を概念図

などにまとめながら内容を練っています。

どんな仕上がりになるのか楽しみです!

 

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