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『東京大学航空工学教室2011 開催しました』

研究者が子どもたちに伝える科学

 

2011年10月12日(水) 

10月9日(日)には、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学

専攻主催『東京大学航空工学教室2011』が開催され、NPOも

事前準備と運営支援を行いました。

開催場所は所沢航空発祥記念館です。

私たちの方からはNPOの会員さん向けにしかご案内ができませんでしたが

今回も満員となり賑やかな教室となりました。

 

毎年開催されている『東京大学航空工学教室』ですが、この数年は

本郷キャンパスではなく、東京近郊での開催となっています。

本郷キャンパスで開催できれば、大学での研究の雰囲気が子どもたちにも

伝わって良いのですが、色々と事情もあって実現が難しいのが残念です。

 

この講座では、単にゴム動力飛行機を製作して飛ばすのではなく、

大学主催らしく、まずは「飛行機はなぜ飛ぶのでしょう?」という

講義から始まります。

 

< 鈴木真二教授による講義と実験 >

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普段は子どもたちが気にとめることのない「空気」について、様々な

実験をすることで、空気の性質を知り、この目に見えない空気が

飛行機を上に持ち上げる力(揚力:ようりょく)と関係していることを学びます。 

さらに、2005年にアルゼンチンで開催されたフリーフライト模型飛行機

世界選手権チャンピオン金川茂さんが製作された「風洞実験装置」

使って、風の強さと揚力の関係翼の形と揚力の関係も見ることができました。

この後記念館の見学をして、午前中は終了となりました。

 

午後はいよいよゴム動力飛行機製作です。

 

< ゴム動力飛行機製作の様子 >

11100950s

 

航空宇宙工学専攻の学生さんと、それ以外の学生さんたちとで製作の

指導に当たります。

学生さんたちは、全員が事前に製作指導のための講習を受けています。

子どもたちが

「どっち向きにつけるの?」

と悩んでいても、学生さんたちはすぐに答えを教えるのではなく

「どうつけたらうまくいくと思う?」

と問いかけながら指導する姿が印象的でした。

子どもたちも、午前中に学んだことを思い出しながら、飛行機の重心位置を

決めたりしながら慎重に組み立てていきます。

 

製作の後は、いよいよ機体の調整です。

飛行機が頭から落ちるようだったらどのようにするのか、反対に頭が

持ちあがってしまうときにはどうするのか、また左右に傾いてしまうときには

どうするのか、先生や学生さんたちの説明を聞きながら調整していきました。

 

完成した飛行機は、記念館の前の芝生広場で飛ばして滞空時間を競います。

優勝した飛行機は、18秒以上も大空を飛んでいました。

秋の空に舞い飛ぶ飛行機の姿は、とても優雅なものでした。

 

< 大会の最後には全員で飛ばしました >

11100950_3

 

手を動かしてものを作ることはとても大切です。

でもそれに合わせて理論や仕組みを学べば、さらに知識を応用することが

できます。

理論や仕組みのプロであり、それを使って仕事をしている第一線の研究者が

子どもたちに関わって下さることは、子どもたちにとっても貴重な体験に

なることでしょう。

私たちセンス・オブ・ワンダーでは、研究者と子どもたちとが直接出会える

機会を作り、その成果を研究していきたいと考えています。

 

12月には埼玉県戸田市立芦原小学校を会場として、東京大学大学院

工学系研究科航空宇宙工学専攻主催で『折り紙ヒコーキ教室』

開催する予定です。

お楽しみに!

 

○東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻のWEBサイト

http://www.aerospace.t.u-tokyo.ac.jp/

 

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